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冬の停電・大雪にそなえる|電気がいらない暖房と、一酸化炭素中毒の注意点

冬の災害で、ほかの季節とちがうのは寒さです。

地震や大雪で停電すると、エアコンや電気ストーブ、ファンヒーターの多くが使えなくなります。 冬の停電は、寒さそのものが命に関わります。 夏と同じ備えでは足りません。

この記事では、札幌市などの資料をもとに、冬の停電・大雪にそなえるポイントと、暖をとるときに必ず知っておきたい一酸化炭素中毒の注意点をまとめました。

POINTポイント

冬の備えのポイントは「電気がなくても暖をとれる方法」と「一酸化炭素中毒を防ぐこと」の2つです。

この記事の目次
  1. 冬の停電で、何が困る?
  2. 家の中でできる冬の備え
  3. 家の外でできる冬の備え(雪の多い地域)
  4. 一酸化炭素中毒に、必ず注意
  5. よくある質問
  6. まとめ:冬は「暖」と「換気」をセットで

冬の停電で、何が困る?

  • エアコン・電気ストーブ・ホットカーペットが使えない
  • 灯油のファンヒーターも、多くは電気がないと動かない
  • 夜が長く、暗い時間が長い
  • 雪で、外への移動や買い物がむずかしくなる

だからこそ、冬は「電気を使わずに暖をとる方法」を用意しておくことが大切です。

家の中でできる冬の備え

札幌市の広報では、冬の災害にそなえて、次のような備えを呼びかけています。

停電しても使える暖房を用意する

停電したときの一時的な寒さ対策として、灯油やカセットガスを使う、持ち運びできるストーブを用意するよう勧めています。

種類 特徴
灯油を使うストーブ 電気を使わないタイプなら、停電中も使える
カセットガスストーブ カセットボンベで動き、手軽に使える

CAUTIONここに注意

燃料を燃やして暖をとる器具は、使い方をまちがえると一酸化炭素中毒の危険があります。取扱説明書を守り、このあと説明する注意点を必ず確認してください。

持ち出し袋に、防寒具を入れる

非常持ち出し品には、ジャンパーやカイロなどの防寒具も忘れずに入れておくよう呼びかけています。 避難所も、冬はとても冷えることがあります。

あわせて用意しておくと安心なもの:

  • カイロ(貼るタイプ・貼らないタイプ)
  • 毛布やアルミシート
  • 手袋、帽子、厚手の靴下

家族で決めておく

非常時の役割分担や、家族がばらばらに避難したときの連絡方法・集合場所も、あらかじめ決めておくよう勧めています。

家の外でできる冬の備え(雪の多い地域)

札幌市の広報では、家の外での備えとして次のことを挙げています。

  • 屋根の雪下ろし:地震の揺れと雪の重みで家が壊れるおそれがあるほか、落ちてきた雪で避難する道がふさがることもある
  • 家の前や歩道の除雪:災害のときは窓も避難口になるため、玄関前や窓の下の雪も除雪しておく
  • 近くの消火栓のまわりの除雪:大雪のときは作業が遅れることもあるため、地域で協力して除雪する

屋根の雪下ろしは、命を守る対策をして

札幌市によると、屋根の雪下ろし中の転落事故は毎年起きています。次のことに気をつけましょう。

  1. 一人でやらず、複数で行う
  2. 靴やはしごに滑り止めをつける
  3. 命綱をつける
  4. 周りを確認する
  5. 低い屋根でも油断しない

一酸化炭素中毒に、必ず注意

冬の停電や大雪のとき、特に気をつけたいのが一酸化炭素中毒です。

札幌市の消防署は、一酸化炭素は色もにおいもなく、気づかないうちに吸い込んでしまう危険なガスだと注意を呼びかけています。

FF式ストーブ・給湯器の「排気口」を雪でふさがない

雪の多い地域でよく使われるFF式ストーブや給湯器は、外の空気を取り入れ、排気を外に出すしくみです。 この排気口や給気口が雪でふさがると、不完全燃焼を起こし、室内に一酸化炭素が充満するおそれがあります。

  • 窓の外にある排気口・給気口のまわりの雪を、定期的に確認して除雪する
  • 炎の色がいつもとちがう、変なにおいがする、頭痛や吐き気がある——そんなときは使うのをやめて換気し、専門の業者に点検を頼む

車の中で暖をとるときは、マフラーの雪に注意

停電中や、大雪で立ち往生したとき、車の中で暖をとる場面は十分に考えられます。 札幌市の消防署は、マフラーが雪に埋まったままエンジンをかけないよう注意しています。排気ガスが車内に流れ込むおそれがあるためです。

  • 車に乗る前や、立ち往生したときは、マフラーのまわりの雪を取り除く
  • エンジンをかけるときは、窓を少し開けて換気する

こんな症状が出たら、すぐに

一酸化炭素中毒の初期の症状として、軽い頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、手足のしびれなどが挙げられています。 進むと、意識がもうろうとしたり、体が動かなくなったりします。

CAUTIONここに注意

おかしいと感じたら、すぐに換気して、その場所から離れましょう。症状がよくならないときは、ためらわずに119番に連絡してください。

よくある質問

Q雪の少ない地域でも、冬の備えは必要ですか?

必要です。冬に地震などで停電すれば、どの地域でもエアコンや電気ストーブが使えなくなります。防寒具やカイロなど、電気を使わずに暖かく過ごせるものを用意しておきましょう。

Qカセットガスストーブを室内で使っても大丈夫ですか?

室内で使えるように作られた製品があります。必ず取扱説明書を守り、こまめに換気しながら使ってください。頭痛や吐き気などを感じたら、すぐに使うのをやめて換気しましょう。

Q灯油は、どれくらい備えておけばいいですか?

家庭の使い方によってちがいます。冬のあいだは、残りが少なくなる前に早めに買い足しておく習慣をつけておくと安心です。

まとめ:冬は「暖」と「換気」をセットで

  • 冬の停電では、電気を使う暖房の多くが使えなくなる
  • 灯油やカセットガスを使う、持ち運べるストーブと、ジャンパーやカイロなどの防寒具を用意する
  • 雪の多い地域は、屋根の雪下ろし・家の前や窓の下の除雪も備えの一つ
  • FF式ストーブの排気口と車のマフラーを雪でふさがない。暖をとるときは、換気を忘れずに

寒さが本格的になる前の今が、冬の備えを見直すいいタイミングです。 今日、持ち出し袋にカイロを入れてください。そして今週中に、停電しても使える暖房があるかを確認してください。


出典:

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