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防災グッズ

非常用持ち出し袋の中身リスト|国のチェックリストをもとに「まず入れるもの」から順番に

「持ち出し袋を用意しなきゃ」と思って、チェックリストを見たら、項目の多さに驚いた——そんな経験はありませんか?

この記事では、首相官邸のサイトで公開されている、内閣府が監修した「災害の『備え』チェックリスト」をもとに、持ち出し袋の中身を入れる順番に並べ直しました。

全部を一度にそろえる必要はありません。ただし、今日、始めてください。家にあるものから、まずは一つ。

POINTポイント

持ち出し袋は「家にあるもので作る → 足りないものを買い足す → 家族に合わせて足す」の順番で進めると、むだなく続けられます。

この記事の目次
  1. そもそも、持ち出し袋は何のため?
  2. ステップ1:まず、家にあるもので作る(今日)
  3. ステップ2:足りないものを買い足す(今週〜今月)
  4. ステップ3:家族に合わせて足す
  5. ステップ4:「一緒に持ち出すもの」を決めておく
  6. ステップ5:置き場所を決めて、家族に伝える
  7. よくある質問
  8. まとめ:今日、リュックを一つ出してみよう

そもそも、持ち出し袋は何のため?

持ち出し袋は、避難するときに、すぐ持って出るための袋です。

防災庁が2026年11月2日に出した「緊急要請」でも、避難生活で「すぐに必要になるもの」「ないと困るもの」をリュックなどにまとめ、玄関など持ち出しやすい場所に置いておくよう呼びかけています。

家にとどまる場合の「備蓄」(水や食料を多めに置いておくこと)とは、役割がちがいます。

持ち出し袋 家の備蓄
使う場面 避難するとき 家で過ごすとき
置き場所 玄関など、すぐ持ち出せる場所 家の中
量の考え方 持って歩ける量 最低3日分、できれば1週間分

家の備蓄の量は、備蓄量の計算で確認できます。

ステップ1:まず、家にあるもので作る(今日)

使っていないリュックを一つ用意して、家にあるものから入れていきましょう。国のチェックリストにある項目のうち、多くの家庭にありそうなものです。

  • 水
  • 食べもの(レトルト食品、ビスケット、チョコなど)
  • 懐中電灯
  • 携帯の充電器(モバイルバッテリー)
  • 常備薬、お薬手帳のコピー
  • タオル、軍手
  • マスク、ウェットティッシュ
  • 歯ブラシ・歯みがき粉
  • 衣類・下着
  • ペン・ノート

リュックに入れてみると、「これが足りない」が自然に見えてきます。それが、次のステップの買い物リストになります。

ステップ2:足りないものを買い足す(今週〜今月)

国のチェックリストには、ふだんの家にはないことが多いものも載っています。足りないものから、少しずつ買い足しましょう。

もの ポイント
携帯ラジオ チェックリストでは、手回し充電式が便利とされています
予備の電池 懐中電灯やラジオに合ったもの
救急用品 ばんそうこう、包帯、消毒液など
携帯用トイレ 避難先でも使えます(→携帯トイレの記事)
防災用ヘルメット・防災ずきん 頭を守るため
レインウェア 雨の中の避難や、寒さ対策に
ひもなしの靴 すぐにはけるもの
使い捨てカイロ、ブランケット 寒さ対策に(→冬の停電の記事)
手指の消毒用アルコール、体温計、石けん 感染症の対策に
マッチ・ろうそく チェックリストに掲載されています

POINTポイント

「防災セット」として一式そろったものを買う方法もあります。家にあるものと重なる分はむだになりやすいので、まずは手持ちで作ってから、足りない分を見比べると選びやすくなります。

ステップ3:家族に合わせて足す

国のチェックリストには、子ども・女性・高齢者のための備えが、別に分けて載っています。家族に合わせて、必要なものを足しましょう。

子どもがいる家庭

粉ミルク(アレルギー用を含む)または液体ミルク、使い捨て哺乳瓶、離乳食、子ども用の紙おむつ、おしりふき、携帯用のおしり洗浄機、携帯のスプーンやフォーク、ネックライト、抱っこひも、子どもの靴

(→子どもと防災の記事)

女性の備え

生理用品、おりものシート、サニタリーショーツ、中身の見えないごみ袋、防犯ブザーまたはホイッスル

(→女性の防災の記事)

高齢の家族がいる家庭

大人用の紙パンツ、吸水パッド、介護食、杖、入れ歯・入れ歯用の洗浄液、補聴器、持病の薬、お薬手帳のコピー、デリケートゾーンの洗浄剤

CAUTIONここに注意

メガネ、補聴器、入れ歯、毎日の薬など「その人にしか合わないもの」は、災害のときに代わりを見つけるのがむずかしいものです。予備を持ち出し袋に入れておきましょう。

ペットがいる家庭

フードと水、療法食や薬、キャリーなどを、ペット用に分けて用意しておきましょう(→ペットの防災の記事)。

ステップ4:「一緒に持ち出すもの」を決めておく

チェックリストには、貴重品として、通帳、現金、パスポート、運転免許証、病院の診察券、マイナンバーカードなどが挙げられています。

これらは、ふだん持ち出し袋に入れっぱなしにはしにくいものです。 **「避難するときは、これも持って出る」**と決めて、置き場所を家族で共有しておきましょう。

ステップ5:置き場所を決めて、家族に伝える

  • 置き場所は玄関など、持ち出しやすい場所
  • 家族全員が、どこにあるか知っていること
  • 実際に背負ってみて、持って歩ける重さかを確かめる

重すぎて持ち出せなければ、意味がありません。重いときは、家族で分けて持つなど、中身を見直しましょう。

WITH KIDS子どもと一緒に

子どもと一緒に背負ってみると、「重いね」「これはいるかな?」と、自然に防災の話ができます。

よくある質問

Q全部そろえるのに、どれくらいお金がかかりますか?

家にあるものを使えば、最初はほとんどお金をかけずに始められます。足りないものを、毎月の買い物で少しずつ買い足していけば大丈夫です。

Q食べものの賞味期限が心配です。

ふだん食べているものを入れておき、期限が近づいたら食べて入れかえてください。国の要請でも、使ったら補充する習慣が勧められています。

Q家族一人に一つ必要ですか?

量が多くなると一人では持ちきれないため、家族で分けて持つと安心です。子ども用には、軽い小さなリュックを用意してあげるとよいでしょう。

まとめ:今日、リュックを一つ出してみよう

ステップ やること
1 家にあるもので作る(今日)
2 足りないものを買い足す(今週〜今月)
3 子ども・女性・高齢者・ペットなど、家族に合わせて足す
4 一緒に持ち出す貴重品を決めておく
5 玄関などに置いて、家族に伝える

今日、使っていないリュックを一つ出して、水と懐中電灯を入れてください。 それだけで、持ち出し袋づくりは始まっています。

防災チェックリストを開けば、チェックを入れながら、そろったものを確認できます。


出典:

わが家に必要な量は?家族の人数を入れるだけで、水・食事・トイレの備蓄量がわかります